出演ほんとうにありがとうございました!皆様にとってとても魅力的な時間になりました。
今朝、ニューヨークのリーチ麻雀コミュニティ「Riichi Nomi」の主催で、土田浩翔プロによる英語圏の雀士向けオンライン特別講座が開かれました。私は大阪で土田プロの定期講座をお手伝いしているご縁もあって、ニューヨークのみなさんとやりとりをしながら企画を進め、当日は司会を担当しました。
日本の朝、ニューヨークの夜
講座はZoomで、日本時間の日曜朝9時から。ニューヨークでは土曜の夜です。英語の字幕をリアルタイムで付けていただきながら、土田プロが日本語で話し、私が横で質問をしたり、チャットに届いた質問を土田プロに伝えたりする形で進めました。
参加してくださったのは40人を超えるみなさん。普段の土田プロの講演は90分ほどですが、今回は特別に2時間たっぷり話していただきました。テーマは土田プロご自身が選んだ二つで、七対子と、麻雀を品よく打つことについてです。
七対子は「好きになる」ところから
最初のテーマは七対子でした。土田プロの話は「まず七対子を好きになること」「自分は七対子が得意だと信じること」から始まります。いかにも土田プロらしい入り方です。
そこから具体的な話に入ります。ここで紹介するのは、あくまで土田プロの考え方です。
- 七対子に向かうと決めたら、順子の世界とはお別れする
- 1・9牌と字牌は対子になりやすい。序盤は生牌や1枚切れを残す
- 3と7は順子の中心になる牌なので、対子にはなりにくい
- 手の中の対子の筋の牌(たとえば1の対子に対して4)は重なりやすい。ただし筋トイツは一つの手で2組くらいまで
- 対子が3つあれば七対子に向かってよい
たとえば22345という形を持っていて七対子に決めたなら、5を残して3と4を切る。平和を見るなら5を切るところですが、七対子なら順子の形は手放す、という話です。中途半端にどちらも残すのが一番よくない、という指摘でした。
点数が少ないときはドラを早めに手放し、点数が多いときはドラを大事にする、という話もありました(30,000点持ちのルールで、18,000点を切ったら手放す、というのが講座での目安でした)。後半の質疑応答で、第一打に字牌やドラを切ってよいかという質問が出たときには、私が以前リーグ戦でトップ目のときに、第一打でドラの北を切って、後ろで見ていた先輩にため息をつかれた話をしてしまいました。土田プロの考え方で言えば、点数が多いときこそドラは大事にするべきなので、あのため息は正しかったわけです。
牌品高(パイピンカオ)
後半は、麻雀にどう向き合うかという話です。講座の中で私は、牌・品・高の三文字で「牌品高(パイピンカオ)」と紹介しました。牌への向き合い方、相手への向き合い方の基準を、普段より一段高く持つことです。
土田プロが話したのは、たとえばこんなことでした。
- 背筋を伸ばして、卓の中心に向かって座る
- ツモと打牌に余計な動きを入れない。牌を強く叩きつけない
- 自分の考える時間は、相手の時間でもある。迷うときは手を止めて考え、決めてから動く
- 「すみません」は考えている途中で言うより、決めて打牌したあとに言う
- 放銃も、相手を喜ばせる一つの形として受け入れる
時間の話は、私も講座の中で同じことを繰り返しました。長く考えても、それで感心してくれる人はいません。相手はただ、早く切ってほしいと思っています。ツモや打牌に余計な動きが入ってしまう人は日本にも海外にもいるので、自分の打ち方を見直すきっかけにしてもらえたらうれしいです。
最後の質疑応答には質問がたくさん届いて、チャットを読むのが追いつかないほどでした。対面で打つ機会が減っているいま、オンラインの麻雀をどう楽しみ続けるか、という質問も出ました。土田プロの答えは、リーチをかけるかどうか、鳴くかどうかといった自分の判断を書き出して、毎回どこか一か所ずつ変えて打ってみる、というものです。ネット麻雀は相手の顔が見えないかわりに、打ちながらメモを取れるので、こういう試し方に向いています。
おわりに
大阪の講座で聞いている土田プロの話を、海の向こうで麻雀を楽しんでいる人たちに直接届けられたのは、私にとってもありがたい機会でした。司会としては英語と日本語を行ったり来たりしながらの進行で、冒頭では自分の自己紹介を途中でやめてしまう場面もありましたが、それも含めて、参加したみなさんにとって魅力的な時間になったと思います。
講座のあと、土田プロにはこう返しました。
ニューヨーク本当に喜んでいます!
録画は後日、Riichi NomiさんのYouTubeで公開される予定です。
2020年10月25日の投稿をもとに、加筆してまとめました。(元の投稿)



