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海外の麻雀

土田浩翔先生とアルゼンチンの麻雀事情を話しました

土田浩翔先生とアルゼンチンの麻雀事情を話しました
ニコラスの写真

明日の最強戦、土田浩翔先生の出番を楽しみにしています! さて今日、土田プロと一緒に出演をさせていただいたソラTVの動画が公開されました! アルゼンチンでの麻雀日和や少しおかしいルールについて、たくさん話をさせていただきました。ぜひ、YouTubeで観てください。

土田浩翔先生のYouTubeチャンネル「ソラTV」に出演させていただきました。テーマは「アルゼンチンの麻雀事情」で、土田先生が聞き手になって、私がいろいろと答える13分ほどの動画です。

動画でお話しした内容を、ここで少し整理しておきます。

麻雀のために日本へ

日本に来た目的も聞かれました。答えはもちろん麻雀です。日本に来て、もう8年ほどになります。土田先生には「そんな目的でアルゼンチンから日本に来る人はいない」と言われましたが、ここに1人います。

アルゼンチンにいたころ、YouTubeやニコニコ動画、ニコニコ生放送で日本の麻雀を見ていました。そこには「プロ」と呼ばれる人たちがいて、どうしたらプロと呼ばれるようになるのか、誰を倒せばいいのか、と思っていました。

土田先生からは「アルゼンチンでプロといったら、普通はサッカーでしょう」とも言われました。メッシやマラドーナの名前も出ましたが、私にとっては、麻雀がサッカーのようなものでした。

中華街の牌とアニメのルール

麻雀を覚えたのは15年ほど前です。牌はアルゼンチンの中華街で手に入れて、友達と一緒に打っていました。

ただ、誰もルールをきちんと知りませんでした。アニメを見ながら「たぶんこうやるんだろう」と想像して、自分たちでルールを作っていました。番組では「咲」や「アカギ」、「哲也」の名前も出ました。

土田先生には「海外の人は普通、中国の麻雀から覚えるのでは」と聞かれました。私たちが覚えたのは日本の麻雀です。理由は単純で、中国の麻雀のアニメがなかったからです。アニメや漫画の文化は本当に大事です。

100万点持ちで20時間

みんなで毎日12時間以上打っていて、ときには半荘で区切る意味もなくなり、全員に100万点ずつ配って20時間打ち、最後にどれだけ残っているかで勝負したこともあります。点棒も本物ではなく、アイスクリームの棒にマジックで点数を書いた手作りでした。

点数計算もかなりざっくりでした。基本はメンタンピンで、白のポンは1翻として数え、1000点、2000点、3900点、8000点、12000点、16000点という感覚で払っていました。

今振り返ると、翻数でざっくり点数をつかむこの覚え方は、初心者の入り口としては悪くないと思います。実際、子の30符の手なら1翻1000点、2翻2000点、3翻3900点なので、この感覚はそれほど外れていません。符の計算は後からでも間に合います。まずは「どの役で何翻になるか」が分かれば、手作りの方向は決められます。

役満まわりの独自ルール

アニメから想像したルールなので、特に役満のまわりが独特でした。

日本のルールでは、九蓮宝燈は門前限定です。シャンポン待ちをロンして4つ目の刻子ができても、ロンした刻子は明刻の扱いなので、四暗刻ではなく三暗刻・対々和になります。リーチ後に大明槓はできず、認められる暗槓にも条件があります。

土田先生にも「なんで四暗刻になるんだよ」と突っ込まれました。大明槓についても「カンしたら門前じゃないじゃん」と言われましたが、「もうリーチをかけているので」というのが当時の私たちの理屈でした。とりあえずリーチをかければとにかく強い、そういうルールだったわけです。

山を取る向き

もうひとつ話題になったのが、牌を取っていく向きです。日本の麻雀では、手番は反時計回りに進みますが、山から牌を取っていく方向は時計回りです。アルゼンチンでは、どちらも同じ方向に回していました。

こうしたルールは、今のアルゼンチンにはもう残っていません。私が「日本ではこうやります」と全部伝えて、みんなが変えてくれたからです。土田先生には、アルゼンチンらしいローカルルールのままでやればいいのに、と言われましたが、私としては、よく聞いてくれたなと思っています。

ローカルルールにはローカルルールの面白さがあります。それでも、ほかの国の人と同じ卓を囲むことを考えると、共通のルールで打てることの価値は大きいと思います。

南米の麻雀と会場の悩み

アルゼンチンのまわりには、ブラジル、ウルグアイ、チリ、ボリビアといった国があります。近くの国では麻雀は流行っていないのかと聞かれて、南米の大会の話をしました。

「ほとんどアルゼンチンが作った」と言いたいところですが、ブラジルやチリの人には「私たちも手伝ったでしょう」と言われそうです。実際はみんなで協力していて、アルゼンチン、ブラジル、チリの3か国がとても力を入れて作った大会です。ウルグアイからも遊びに来てくれる人がいます。

麻雀を覚えたいという人も来てくれます。ただ、初対面の人もいるので、治安や安全の面も考えたうえで受け入れて、教えるようにしています。今では、アルゼンチンだけでも100人ぐらいになりました。

困っているのは会場です。誰かの家で打ったり、前はフードコートのテーブルを借りたりしていましたが、それでは周りに迷惑がかかってしまいます。今は、週末は閉まっている本屋さんがスペースを貸してくれて、そこで打っています。

おわりに

動画の最後には、土田先生から、ソラTVの「入社試験」は今のところ45点ぐらいと採点されてしまいました。もう少し点数を上げられるように頑張ります。

アルゼンチンの麻雀の話を、日本の視聴者の方に聞いていただける機会はなかなかありません。呼んでくださった土田先生とソラTVのみなさん、ありがとうございました。


2024年3月30日の投稿をもとに、加筆してまとめました。(元の投稿)


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