アルゼンチンは、外で麻雀します。
今日、こんな一言と一緒にアルゼンチンの写真を4枚載せました。日本で麻雀を打っている方からすると、かなり不思議な光景だと思います。せっかくなので、写真の説明と、アルゼンチンの麻雀事情について少し書いてみます。
道の上に麻雀卓
写真を見ていただくと分かるとおり、建物の中ではありません。街の通りに折りたたみの机と椅子を出して、そのまま牌を広げています。まわりを普通に人が歩いていて、後ろには夕方の空とお店の明かりが見えます。
赤い机と椅子に飲み物のロゴが入っているのが気になった方もいるかもしれません。アルゼンチンでは、こういう屋外用の机や椅子は、ほとんどがドリンクのロゴ入りです。(ビールのロゴよりはましかな、と思っています)
ちなみに、写真で打っているのは日本式のリーチ麻雀です。
なぜ外で打つのか
理由はシンプルで、お店を借りるとお金がかかるからです。
日本には雀荘がたくさんあって、場代を払えば自動卓で好きなだけ打てます。でも、雀荘のような場所が身近にないところで人が集まって打とうとすると、どこかのスペースを借りるか、誰かの家に集まるか、外に出るかになります。場所代を払い続けるのは大変なので、それなら外で打とう、という発想になるのは自然なことだと思います。
外で打つことには、ほかにも良いところがあると私は思っています。机を並べれば、人数が増えてもそのまま卓を増やせます。それに、通りがかった人が「何をやっているんだろう」と足を止めてくれます。アルゼンチンでは、リーチ麻雀をまだ知らない人のほうが多いと思うので、建物の中で打つより、道の上で打っているほうがずっと人の目に留まります。
夜の屋外麻雀教室
今年の3月にも、アルゼンチンで深夜に屋外のリーチ麻雀教室をやっているらしい、という写真を載せました。

夜の通りに卓を出して、まわりに人だかりができています。手元の紙を見ながら打っている人もいて、教室らしい雰囲気が伝わってきます。
4枚麻雀で教える
今日載せた写真のうち3枚目は、実はゲーム中ではありません。初心者の方に「4枚麻雀」で教えているところです。

手牌を4枚にして、1枚引いて1枚捨てながら、1面子と雀頭の形を作る練習です。いきなり13枚の手牌を渡されると何をすればいいか分からなくなりますが、4枚なら「面子(順子か刻子)を一つと、雀頭を一つ」という麻雀の基本の形がすぐに見えます。初心者の方には、まず形を覚えてもらうのが一番の近道だと私も思います。
もちろん全部手積み
外で打つので、当然ながら自動卓はありません。全部手積みです。麻雀マットもあまり売っていないので、今日の写真でも机の上に直接牌を並べて打っています。
牌さえあればどこでも打てるのは、手積みのいいところです(8月の第1回南米オープンでは、決勝卓をバーガーキングで打ったほどです)。
手積みでは、混ぜ方や積み方が雑だと、牌が見えてしまったり、山が崩れたりします。外の机は雀卓ほど平らではないこともあるので、なおさら丁寧に積むのが大事です。
おわりに
アルゼンチンには「アルゼンチン麻雀部」という麻雀好きの集まりがあって、私もそのグループチャットに入っています。11月には、アルゼンチン麻雀部がマインドスポーツオリンピックにも参戦しました。
お店やマットがなくても、机と牌があれば麻雀は打てます。日本の方がアルゼンチンに行く機会があれば、通りで麻雀を打っている人たちに出会えるかもしれません。
2017年12月13日の投稿をもとに、加筆してまとめました。(元の投稿)



