麻雀を始めたばかりの人ほど、「自分が放銃して、誰かの邪魔をしたらどうしよう」「下手な自分が卓に入って大丈夫かな」と気にすることがある。でも、特に教室や友達同士の麻雀なら、そんな心配は要らない。
初心者の方がよく抱える心配
麻雀を覚えたばかりの方は、こういう心配をすることがあります。
放銃すると、その局はそこで終わります。「自分が振り込んだせいで、ほかの人がせっかく育てていた手も流れてしまう」「点数計算や役の確認で、卓の進行を止めてしまうかもしれない」。そう考えると、卓に入ること自体が申し訳なく感じられる気持ちは、よく分かります。
でも、教室や友達同士で打つ麻雀なら、そんな心配はまったく要りません。ロンをした人は、うれしいだけです。
ロンができて凹む人おらへんから。
テニスを習って気づいたこと
私はテニスを習っていて、最近、この「心配は要らない」ということをすごく実感しました。
始めたばかりのころは、「返せなければどうしよう」という心配ばかりでした。まさに、麻雀の初心者の方が卓で感じているのと同じ気持ちです。
ところが、コーチも相手の方も、ずっと優しかったです。一生懸命、丁寧に返してくれようとしていました。

だから今は、レッスンでラリーをしていて、相手がまだ慣れていないからといって、「返せないなら練習にならない」とマイナスに考えることはありません。そういう相手とのラリーでは、こんなことを意識しています。
- 相手が返しやすいところに打つ
- その中でコントロールを磨く
- 基本を丁寧にやる
- 意外なボールへの対応を考える
- 普段やらないことを試す
相手のレベルが違えば、練習するものが変わるだけです。上手な人とのラリーでしか練習にならない、ということはありません。
麻雀も同じです
麻雀でも、初心者がいるから経験者の練習にならない、ということはありません。
たとえば、初心者の方の捨て牌は、セオリーどおりの順番で切られていないことが多いです。いつもの読みがそのままは通用しないので、目の前の情報をひとつずつ確かめながら打つ練習になります。テニスでいう「意外なボールへの対応」です。
また、普段の対局では選ばない打ち方を試したり、牌効率や押し引きの基本を一打一打丁寧に確認したりすることもできます。相手に合わせて少しゆっくり打つことも、立派な「返しやすいところに打つ」だと思います。
だから、初心者の方は、本当に気にしないでください。上手に打とうとするより、丁寧に打っていただくだけで十分です。分からないことがあれば、遠慮なく聞いてください。
経験者の方へ
逆に、経験者の方は、態度、姿勢、発言に気をつけましょう。
たとえば、初心者の方の一打にため息をついたり、「なんでそれを切るの」と強い口調で言ったりすれば、それだけで相手は卓に座るのが怖くなります。悪気がなくても、一言の重さは、言う側と言われる側でまったく違います。
特に、教室や友達同士の麻雀は、毎局「誰が一番強いか」を証明する場所ではありません。
そこでは麻雀の技術だけでなく、相手に合わせる力や、場を成立させる力、「一緒にまた打ちたい」と思ってもらう力も磨かれています。これも、雀士にとって大事な力だと私は思っています。
長い麻雀人生のなかで
麻雀の対局は、一度きりの大勝負ではありません。長い麻雀人生では、小さな勝負を、いろんな人と何度も繰り返していくものです。
一回の勝負で相手を圧倒することより、何度でも「また一緒にやろう」と声をかけてもらえることのほうが、長い目で見ればずっと強いです。そうして一緒に打つ人が増えていけば、自分の成功を喜んでくれる仲間も、たくさん増えていきます。
おわりに
テニスでは、私自身が「返せなければどうしよう」と心配する初心者でした。その心配が要らなかったことは、コーチや相手の方とのレッスンで実感しました。
初心者の方は、放銃を怖がらずに、どんどん卓に入ってください。経験者の方は、その一局を「また打ちたい」と思ってもらえる一局にしていきましょう。
2026年8月26日の投稿をもとに、加筆してまとめました。(元の投稿)



