麻雀は楽しい!なぜかプロになってから楽しめなくなる人もいるが、殆どの選手は「楽しい」からプロになった。事実。「親に無理やり、プロになれと言われた」みたいな話は無い。「仕事になっちゃったから楽しめなくなった」?それも仕事の質が落ちるから、今のうちにやめたほうがいい。麻雀は楽しい。
誰かに言われてプロになった人はいない
スポーツや楽器の世界では、子どものころに親の勧めで始めて、そのままプロになる人もいます。家業を継ぐという道もあります。でも、麻雀プロで「親に無理やりプロになれと言われた」という話は、私は聞いたことがありません。
麻雀プロは、自分で選ばないとなれない仕事です。プロ試験を受けるのも、リーグ戦に出続けるのも、自分で決めることです。きっかけは人それぞれでも、根っこにあるのは「麻雀が楽しい」「もっと強くなりたい」という気持ちだと思います。
私もそうです。2016年に、地球の反対側のアルゼンチンからプロ雀士を目指して日本に来たのも、元をたどれば麻雀が楽しかったからです。
「仕事になったから」の落とし穴
プロになると、麻雀に結果や責任がついてきます。リーグ戦の成績、ゲストとして呼ばれたお店での対局、麻雀を教えること。楽しいだけでは済まない場面が増えるのは確かです。
ただ、「仕事になったから楽しめなくなった」という状態は、まわりにも伝わってしまいます。
たとえば、ゲストのプロがつまらなそうに打っていたら、同卓したお客さんはどう感じるでしょうか。せっかく会いに来てくれたのに、楽しい時間にはなりません。教える場面でも同じで、教える側が楽しんでいないと、その空気は生徒さんにもすぐ伝わります。
対局の中身にも影響します。気持ちが乗っていないと、一打一打を考えることが面倒になり、なんとなく打ってしまいます。押し引きの判断が雑になったり、相手の捨て牌を見落としたりするのは、そういうときです。「楽しめない」は気分だけの問題ではなく、仕事の質の問題でもあると私は思っています。
つらいときも含めて
ここで言う「楽しい」は、いつも勝って気分がいいという意味ではありません。
麻雀には、どうしてもつらい時期があります。ラスが続く日もあるし、自分なりに考えた一打で大きな放銃をすることもあります。でも、つらいときがあるからこそ、麻雀はこんなに楽しいのだと思います。何年打っても分からないことがあって、うまくいかない理由を考える時間まで含めて、麻雀の面白さです。
もうひとつ、今日お店を経営している方とやり取りをしていて、あらためて思ったことがあります。お店の経営を始めること自体は、麻雀が楽しいかどうかとはまた別の話で、ものすごく大変なことです。それでも、そういう方々が苦労してお店を始めてくださったおかげで、今はたくさんの人が麻雀を楽しめています。その苦労には意味があったと思います。本当にありがたいことで、尊敬と感謝の気持ちを持っています。
楽しさを忘れないために
プロとして続けていく中で、楽しさを取り戻すためにできることは、いろいろあると思います。たとえば、こんなことです。
- 結果と内容を分けて振り返る。ラスでも、納得できる選択ができた半荘は良い半荘です。
- 麻雀を覚えたころのことを思い出す。初めて役が分かったとき、初めてリーチをかけたときのわくわくした気持ちです。
- いつもと違う麻雀に触れる。三人麻雀や別のルール、海外の麻雀などを打ってみると、新鮮な気持ちになれます。
- 一緒に打つ人を楽しませることを考える。自分だけでなく、卓全体が楽しくなると、自分も自然と楽しくなります。
それでもどうしても楽しめないなら、一度、麻雀から離れてみるのもひとつの選択だと思います。ツイッターで「今のうちにやめたほうがいい」と強めに書いたのは、楽しめないまま続けていると、仕事の質が落ちてしまうからです。
おわりに
麻雀は楽しいです。プロになっても、その楽しさは決して忘れてはいけないと思っています。プロが楽しそうに打っている姿は、見ている人が「麻雀をやってみたい」と思うきっかけにもなるはずです。
これからも、ずっと麻雀を楽しんでいきましょう。
2019年1月20日の投稿をもとに、加筆してまとめました。(元の投稿)



