後5.6点足らずで最終卓へ行けなかったけど、強い人とこんだけ麻雀打てて光栄に思ってます。結局は、五位で終わりました。
(大会当日の投稿)
4月29日に行われた2017年度の関西チャンピオンロード開幕戦(ウェスタン・チャンピオンシップシリーズ)について、協会の先輩である高見直人さんが観戦記を書かれ、その中で私の対局を取り上げていただきました。
観戦記について
観戦記は日本プロ麻雀協会のオフィシャルサイトに掲載されています。ただ、決められた字数に収まりきらなかったそうで、そちらは決勝戦が中心の内容です。そこで高見さんは、予選から準決勝までの対局も書き加えた完全版を、ご自身のサイトに載せてくださいました。
この春デビューした16期の新人からは3名が初参戦し、私もその一人でした。記事の中で私は「史上初のアルゼンチン人競技麻雀プロ」と紹介されています。対局前に一般参加の方から次々と記念撮影をお願いされたことにも触れていただいています。
2回戦の仕掛け
高見さんが目を留めてくださったのは、2回戦のある局の終盤での私の手牌です。大きくリードしたトップ目で、序盤からオリに回っていたのに、8pをポンしていました。ぱっと見では不思議な仕掛けだったので、半荘が終わったあとに理由を聞かれました。
そのとき、上家の親と下家が2着を争っていました。そこで、仕掛けて親にプレッシャーをかけ、私のスピードに合わせさせることで高い手が間に合わないようにする。ポンされそうな役牌は絞り、下家だけがチーできる牌を渡す。そういう狙いでした。観戦記によると、親はこれを受けて安い手での連荘に切り替え、その手は私が最後まで止めていた發が当たりになる形だったそうです。
トップ目になると、自分の手を守ることばかり考えがちです。でも、リードしているときこそ、他家どうしの争いをどう使うかを考える余地があります。鳴きには、自分のアガリに向かう以外に、場のスピードを調整するという使い方もあります。
準決勝の最後の1席
準決勝は2卓8名。私の卓では、ここまで大きくリードしていた一北寛人・関西本部長がほぼ当確で、残りの1席を麻生ゆりプロ、一般参加の方、私の3人で争う形になりました。
東2局の親番では、北と東をポンして4,000は4,400オールをアガることができました。高見さんは、序盤の捨て牌が筒子の染め手に見えにくかったことも効いていたと書いてくださっています。そこからは麻生プロとのマッチレースになり、トップ目が何度も入れ替わりました。
南1局には、一般参加の方のリーチに8,000点を放銃しています。中をカンしていて役がある人が、ドラ表示牌待ちのカンチャンでリーチをかける可能性は低いと読んで4mを切りましたが、その待ちでした。可能性が低いという読みは、ゼロという意味ではありません。通る確率だけでなく、放銃したときに失うものと押して得られるものを比べて判断することが大切です。
オーラスは逆転を目指してリーチをかけました。先にダマテンを入れていた麻生プロとは、お互いに相手の当たり牌を手の中に抱えている形でした。最後は一北本部長が麻生プロに放銃して決着しました。観戦記にもあるとおり、私の手には裏ドラが乗っていて、ツモっていれば条件を満たしていました。結果は、あと少しのところで決勝卓には届かず5位でした。優勝されたのは一北本部長です。おめでとうございます。
おわりに
自分の対局をこれだけ丁寧に見ていただき、文章にしていただけるのは本当にありがたいことです。高見さん、ありがとうございました。長い記事ですが、関西の打ち手たちの対局がたくさん紹介されていますので、ぜひ読んでみてください。



