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麻雀の考え方

性格はマナーに出る、麻雀に表れる八つのこと

性格はマナーに出る、麻雀に表れる八つのこと

Twitterに、こんな言葉を並べて投稿しました。

ニコラスの写真

性格はマナーに出る。生活は手順に出る。本音は仕掛けに出る。感情は発声に出る。センスは読みに出る。美意識は最終形に出る。清潔感は河に出る。落ち着きのなさは放銃率に出る。

実は、麻雀とは関係のない本を読んでいて、そこにあった言葉を麻雀用語でアレンジしてみたものです。ありがたいことに、多くの方に読んでいただきました。(昔、似たような形のツイートが流行ったこともありましたね。)

短い言葉なので、受け取り方は人それぞれで構いません。ただ、せっかくなので、私がどんなことを考えて書いたのかを一行ずつ残しておきます。

性格はマナーに出る

マナーの差は、勝っているときより負けているときに出ると思います。ラスが決まった半荘の最後に牌を強く置いたり、点棒を放るように渡したり。どれも一瞬のことですが、同卓者はしっかり見ています。

反対に、どんな展開でも「お願いします」「ありがとうございました」がきちんと言える人、先ヅモをせず、点棒を丁寧に渡す人とは、また一緒に打ちたくなります。麻雀は相手がいないとできないゲームです。「また打ちたい」と思ってもらえることは、それだけで大きな財産です。

生活は手順に出る

ここでいう手順は、手牌をどう組み立てていくかの順番のことです。投稿への返信では、こんなたとえを書きました。毎日きちんとゴミを出すことは、いらない牌を長く手に残さないことと同じで、今は少し苦労しても、あとでうまくいくように整えておくことは、6ブロックから5ブロックに移行すること。そんなイメージです。

アガリの形は4面子1雀頭で、ブロックにすると5つです。手牌に6つのブロックがあるなら、多くの場合、どれか一つは最後まで使えません。たとえばペンチャンとカンチャンと両面が混ざっているなら、弱いブロックを早めに外して5つに絞ると、残す牌がはっきりします。ブロックを一つ外すと、その場では受け入れが少し減ります。それでも早いうちに整理しておけば、リーチを受けてから余ったブロックの処理に困ることが少なくなります。「今は少し苦労しても」というのは、こういうことです。

「いつか役に立つかもしれない」と思ってドラをずっと抱えていたら、腐ってから捨てることになって罰金を取られた。そんな冗談も返しました。生活でも麻雀でも、片付けを先送りにするとあとで困ります。

本音は仕掛けに出る

鳴きは、手の内を一部見せる行為です。何をポンしたか、どのタイミングで仕掛けたかで、その人がこの局をどう考えているかがかなり伝わります。萬子や字牌で二つ仕掛けていて、河に萬子が一枚も出ていなければ、萬子の染め手を疑います。仕掛けたあとの切り順を見れば、急いでいるのか、打点を作りにいっているのかも見えてきます。

自分が仕掛けるときも同じです。「なんとなく」の仕掛けは、手が安いことやテンパイが遠いことまで相手に見せてしまいます。鳴く前に、この仕掛けで何点のどんな手を目指すのかを一度言葉にしてみてください。すぐに答えが出ないなら、鳴かないほうがいい場面も多いと思います。

感情は発声に出る

リーチやロンの声には、驚くほど気持ちが乗ります。いい手が入ったときのリーチは声が大きくなり、迷った末のリーチは小さくなりがちです。こうした違いは、同卓者に余計な情報を渡すことになります。

おすすめは、どんな手でも同じ大きさ、同じテンポで発声することです。高い手でも安い手でも同じ声なら、相手に読まれる材料が一つ減ります。それに、声を一定にしようと意識するだけで、自分の気持ちも少し落ち着きます。

センスは読みに出る

「あの人は読みのセンスがある」とよく言いますが、センスは生まれつきのものだけではないと思います。河の並びや手出しとツモ切りを毎局見ておいて、局が終わったら開かれた手牌と答え合わせをします。その積み重ねが、センスと呼ばれるものになっていくのだと思います。

たとえば、リーチの宣言牌のまたぎスジは危ないとよく言われます。ただ、知識として知っていることと、実際の局面で「この宣言牌はどんな形から出てきたのか」を考えられることは別物です。他家がアガったときに、自分の予想した待ちと実際の待ちを比べるくせをつけると、読みは少しずつ鍛えられます。

美意識は最終形に出る

最終形は、それまでの選択の積み重ねです。受け入れの広さをとるのか、三色や一通の形を残して打点を狙うのか。同じ配牌からでも、途中の選択によって最後の形はまったく変わります。どちらが正解かは場況や点数状況によりますが、選んだ形には打ち手の考え方がそのまま出ます。

投稿への返信で、「最終形がいつもきれいですね」と褒められたらうれしいですよね、と書きました。アガったあとに最終形を眺めて、途中でもっといい形にできた場面がなかったかを振り返ってみてください。

清潔感は河に出る

これは文字どおりの意味もあります。捨て牌は6枚ずつ、左から順にまっすぐ並べるのが基本です。河が曲がっていたり、牌が重なっていたりすると、同卓者は宣言牌やどの牌がいつ切られたかを確認しづらくなります。

もう一つは、捨て牌の中身です。筋の通った手順で打っている人の河は、すっきりしていて見ていて気持ちがいいものです。わざと迷彩をかけるのも技術の一つですが、まずは自分の手順に一貫性があることが先だと思います。

落ち着きのなさは放銃率に出る

焦っているときや、点棒を早く取り返したいときほど、危ない牌を深く考えずに切ってしまいます。もちろん、押すべき局面で押した結果の放銃は悪いことではありません。問題は、考えずに切った一枚です。

返信では、「放銃しそうなときは、息を吸って、押し引きを考え直しましょう」と書きました。リーチを受けて無筋を切る前に、一呼吸置いてみてください。自分の手はテンパイしているか、アガったら何点になるのかを、放銃したときの失点と、数秒でいいので比べてから切るだけで、うっかりの放銃はかなり減らせるはずです。

おわりに

どの行も、言い換えれば「卓の上には打ち手の人柄が出る」ということです。返信で、自分の手牌は一つしかないのに相手は3人もいるから、人間力は3倍ぐらい大事、とも書きました。

自分を磨くことは相手のためでもありますが、何より自分のためです。自分磨きは永遠に終わらないから、人生も麻雀も楽しいのだと思います。私もこのリストを時々読み返しながら、打ち続けたいと思います。


2019年4月22日の投稿をもとに、加筆してまとめました。(元の投稿)


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